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しだれ桜で有名な六義園(りくぎえん)は、つつじの名所でもあります。 この六義園のポイントは美しい日本庭園とツツジの風景です。ツツジは園内各所にありますが、藤代峠(別名・富士見山)の斜面を、覆いつくすツツジはとてもきれいです。 六義園は忠臣蔵にも登場する柳沢吉保の下屋敷だったところで、小石川後楽園とともに江戸の二大庭園と呼ばれたところです。現在は国指定特別名勝となっています。 庭園は回遊式築山泉水庭園という形式で、万葉集や古今和歌集に詠まれた景勝地や、中国の故事に因んだ景観が映し出されています。 当時、染井村と呼ばれていた駒込に、六義園が完成したのは元禄15年(1702年)。造園した頃は桜が多かったようで、吉保の側室の日記にも書かれています。 当時の江戸ではツツジブームが起きており、しかも六義園の近くに下屋敷があった、伊勢津藩の藩主・藤堂高久は、江戸にキリシマツツジを持ち込んだ人物で、柳沢吉保にも贈り物としてキリシマツツジを献上したと云われています。 吉保が六義園の完成直後に作らせたと云われる「六義園之図」には、吟花亭のまわりに、たくさんの桜といっしょに赤い花の花木(たぶんキリシマツツジ)が描かれています。 ちなみに藤堂高久の屋敷に出入りしていた、染井村の伊藤伊兵衛はキリシマツツジを増やしたり、新しい園芸品種を作り出して「霧島屋」という植木屋を始め、これがツツジブームを起きたキッカケのひとつとなります。 その後、吉保の孫である柳沢信鴻(大和国郡山藩第2代藩主)が、隠居した後に六義園に移り住みます。その日記には吟花亭でキリシマツツジの花見をしたとか、藤代峠のツツジを丹精した様子が登場しています。 現在の六義園は、この江戸時代に流行したキリシマツツジなどの古い品種のツツジを、当時と変わらぬ形で見られる貴重な場所となっています。キリシマの他にもリュウキュウツツジやヤマツツジなどを見ることができ、古木ではドウダンツツジや、樹齢約140年のオンツツジなどもあります。 毎年、4月中旬〜5月上旬に「春の六義園〜大名庭園でつつじを楽しむ〜」が開催されます。 5月中旬〜下旬になるとサツキが咲き、特に「出汐の湊」(でしおのみなと)と、「玉藻の磯」(たまものいそ)にあるサツキの大株が有名です。 (飲食・休憩所) 枝垂れ桜の近くに休憩所と売店があります。池の反対側には「吹上茶屋」があり、抹茶とお菓子がセットになった「お抹茶セット」や甘酒をいただけます。他にも滝見茶屋や園内各所にベンチがあります。 (開園時間・入園料) 小石川後楽園の開園時間は午前9時〜午後5時(入園は午後4時30分まで)。 入園料は一般 300円。65歳以上 150円。小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料です。 |
つつじの 本数 |
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つつじの 見頃 |
4月中旬〜5月上旬 |
交通 | JR山手線・東京メトロ南北線駒込駅から徒歩8分。 |
開花情報 | 六義園 |
観光情報 | 文京区観光案内 |
天気予報 | 六義園の天気予報 ライブカメラ |
住所・地図 | 東京都文京区本駒込6-16-3 地図 |
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藤代峠 | ||
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