国の天然記念物「牛島の藤」などがある春日部市。市の花は「藤」です。
東武線の春日部駅西口から5分ほど歩くと、道路の両側に藤棚が続く「ふじ通り」となります。
この藤棚は昭和54〜55年度にかけて、区画整理事業の一環として作られたもので、147本を植樹されました。現在は7種類・約220本の藤があり、藤棚の長さは両側を合わせると1060mもあり、街路樹の藤棚としては日本一の長さだそうです。
藤の見頃は4月中旬〜5月上旬で、まずシロカピタンが咲き出し、続いてアカカピタン、ムラサキカピタン、クチベニフジ、コクリュウフジ、ムラサキナガフジ、シロナガフジと咲いていきます。
このうち本数が多いのはコクリュウフジ(約70本)、ムラサキナガフジ(約70本)、ムラサキカピタン(約50本)の3種類ですが、ひとつの藤棚には複数の種類の藤が植えられています。藤の木には名札が付けられているので、名前を確認しながら花を楽しむことができます。
この藤棚の下にはツツジなども植えられているので、藤とツツジのコラボも楽しめます。
また「ふじ通り」にはファミリーレストランなど飲食店もあるので、食事や休憩をしながら藤を楽しむこともできます。
春日部駅西口には、タクシー乗り場のロータリーにも藤棚があり、美しい藤の花を見ることができます。
ふじ通りでは毎年、4月下旬に「春日部藤まつり」が開催され、パレードなどが行われます。
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